ストレートネックは、自覚症状があっても自分では気づきにくい場合があります。しかし、いくつかの簡単な方法で自宅でもセルフチェックが可能です。ここでは、壁を使った方法と専門家が推奨するチェックリストを紹介します。
目次
壁を使った簡単セルフチェック方法
壁を使ったセルフチェックは、ストレートネックの傾向を簡単に確認することができます。以下の手順に従ってチェックしてみましょう。
1. 壁の前で姿勢を整える
壁の前に立ち、両足は肩幅程度に開き、リラックスした状態でまっすぐ立ちます。このとき、壁にかかと、お尻、肩甲骨をつけます。
2. 壁に首の後ろが自然につくか確認
このとき、首の後ろ(後頭部)が壁に自然につくか確認します。
結果の確認
- 後頭部が壁に自然につけば、首のカーブが正常である可能性が高いです。
- 壁に首の後ろをつけるために顎を引く必要があったり、首が壁から離れたままだとストレートネックの可能性があります。
壁に首を無理やり押し付ける必要がある場合、首のカーブが失われている可能性が高いです。
専門家によるチェックリストを活用しよう
ストレートネックかどうかをさらに詳しく知りたい場合は、以下のチェックリストを活用してください。当てはまる項目が多いほど、ストレートネックの可能性が高まります。
8項目のチェックリスト
- 首や肩に慢性的な疲労感や痛みを感じる
- 首を後ろに反らす動作がしにくい、または痛みがある
- デスクワークやスマホ使用後、肩こりや頭痛が起こりやすい
- 朝起きたとき、首や肩にこりを感じる
- 普段から姿勢が悪いと感じる
- 長時間スマホやPCを使用することが多い
- 姿勢を横から見たとき、顎が前に突き出ていると指摘されたことがある
- ストレッチやマッサージをしても肩こりや首の痛みが改善しない
結果の確認
- 1~3項目該当
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軽度のストレートネックの可能性があります。早めに姿勢を改善する習慣を取り入れましょう。
- 4~6項目該当
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ストレートネックの疑いがあります。適切な対策が必要です。
- 7~8項目該当
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高い確率でストレートネックの症状が出ています。一度専門家に相談することをおすすめします。
ストレートネックの疑いがあれば適切な対策を
壁を使った簡単なチェック方法やチェックリストを活用することで、ストレートネックの可能性を把握できます。
セルフチェックの結果、該当する項目が多い場合は、適切な枕の使用や姿勢改善に取り組むとともに、必要であれば専門家のアドバイスを受けましょう。
次章では、ストレートネックの改善に役立つ枕選びのポイントについて詳しく説明します。